インプラントとフッ素

インプラントとフッ素

インプラントはチタンの発見によって、飛躍的に進化してきたと言えます。
これはオッセオインテグレーションと呼ばれるチタンと骨が強力に結合する作用が明らかになったことに因るものです。
それ以降チタンは骨との親和性が非常に高いというだけではなく
「強度が高い・腐食に強い・金属アレルギーがほとんど起こらない」素材と考えられてきました。

 

しかしこの「チタンは腐食に強い」というそれまでの常識に警鐘を鳴らしたのが、
2002年の九州大学の中川雅晴准教授による「Dental Materials Journal」への投稿です
(「生体用チタンおよびチタン合金の腐食挙動におよぼすフッ素濃度、pH、溶存酸素濃度の影響」という報告)。

 

この報告にはチタンやチタン合金の耐食性が失われるフッ素濃度と水素イオン濃度の領域を調査した結果、
「口腔内などフッ素を多用する環境において、チタンは腐食する場合があること」
「大気中に比べて溶存酸素濃度が著しく低いインプラントが使用される口腔内においては、
歯磨剤に含まれている1000ppm程度のフッ素によってチタンやチタン合金は腐食する可能性が高いこと」
が明らかになったと述べられています。

 

また歯科業界大手新聞QUINTの2014年9月10日号には、
中川准教授とインプラント専門医松井孝道歯科医師の対談が掲載されていなす。
その中では「インプラント周囲炎が、
インプラントの腐食によって誘発されること」が指摘されています。

 

フッ素は虫歯予防や歯質強化を目的に、歯磨剤や洗口剤に含まれています。
それらを使用してもすぐにインプラントが腐食するということではありませんが、
インプラントを入れている人にはフッ素を含有しない歯磨剤や洗口剤の使用をおすすめします。

 

そういった術後の細かいアドバイスなどは、にいむら歯科医院で詳しく聞いてみましょう。

関連ページ

インプラントと歯周病
インプラントと歯周病
インプラントのトラブル事例
インプラントのトラブル事例
インプラント絶対的不適応
インプラント絶対的不適応
インプラント治療が向いている人
インプラント治療が向いている人
信用出来る歯科医院の特徴
信用出来る歯科医院の特徴